3月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:7266ページ
ナイス数:299ナイス


増補版 放浪探偵と七つの殺人 (講談社文庫)増補版 放浪探偵と七つの殺人 (講談社文庫)
ジョージの関わった過去の事件を扱った短編集。昔もジョージはジョージらしくてよかったです。増補版となったことで収録されたマルムシに関する作者の書かれた説明が、トリックってこんな身近なところから生まれるのかと、とても興味深かったです。有罪としての不在は狡いけどヤラレタ、という感じで好きです。水難の夜のようなテンポの良さも好き。阿闍梨天空死譚は脱帽です。
読了日:03月31日 著者:歌野 晶午
亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫)亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫)
短編集で視点が毎回違うことがとても面白いです。一度くらい亜視点の作品も読んでみたいものだけれど、どうなんでしょう。どの短編も納得させられてしまい、読後感も悪くなくて好きです。今回は三角形の顔をした洋装の老婦人が赤いフェラーリを運転して行く記述があるのだけれど、後の短編で三角形の~の記述ではなく赤いフェラーリと覗くブルドックの顔、で彼女の登場を表していたところがあって嬉しくなりました。遊び心が楽しいです。
読了日:03月29日 著者:泡坂 妻夫
インビジブルレインインビジブルレイン
事件の様相、警察の内部の現状など面白くは読みましたが、姫川の恋に関しての話は私には合いませんでした。私が姫川に女の部分を求めていないからかもしれません。あれだけ前作までに菊田との先がどうなるか気にさせておきながらこんな結末とは。極道の内情の話も本筋と違うからかもしれませんが乱暴な作りと言う印象でした。もう一冊続きがあるのかと思ったら番外編のようですね。主人公が変わるそちらの方が楽しそうです。姫川班再結成後の話も書かれるのでしょうか。私はここで完結でいいかな…。
読了日:03月28日 著者:誉田 哲也
白夜行 (集英社文庫)白夜行 (集英社文庫)
一気に読み切りました。連載という形態をすごくうまく使っていらっしゃると思いました。別々の視点で語られるものが一気につながっていく一方で、彼らの視点が全くないためにどんな思いでどんな目的で、という思いを募らせながら読みました。ラスト近くなって見えなかった亮二の想いが見えてきた気がして切なくなったところでの衝撃。雪穂の言葉が痛かったです。このまま二人が嫌な奴のままで読み切った方がもう少し後味は悪くなかったような気さえします。あらためて東野さんという作家さんはすごい人だと思いました。
読了日:03月27日 著者:東野 圭吾
源氏物語はなぜ書かれたのか (角川文庫)源氏物語はなぜ書かれたのか (角川文庫)
最初に源氏物語の入門書と書いてあったので映画便乗の入門書だと思って読み始めたら、題名通りのなぜ書かれたのか、という日本の文化や歴史的背景の話だったのでびっくりでした。源氏物語自体は何人かの方の訳で読んだことがありますが普通に恋物語としてしか読んでいなかったので日本の言霊や歴史的背景を知ったことであらためて源氏物語の世界に浸ってみたくなりました。きっと受ける印象も変わってくるでしょう。
読了日:03月24日 著者:井沢 元彦
仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)
途中で過去の事件については想像がつき、もしかしたらこの状況は仕組まれたものかな、と違和感から想像ができるのですが、まさかそんなに周到に準備されていたものだったとは!ラストのどんでん返しにビックリするとともにほっとする部分もあります。刑事罰を与えられない犯罪と関係者のやり場のない思いがこれで少しでも晴れたでしょうか。読み手としてはちょっとずるいんじゃないかという思いはありますが。
読了日:03月23日 著者:東野 圭吾
予知夢 (文春文庫)予知夢 (文春文庫)
探偵ガリレオに続けて読みました。今回は謎が超常現象っぽいものなので、科学で謎を解き明かせることが前作とは違った形でワクワクしました。草薙と湯川の掛け合いも面白く、それぞれのラストの形に唸る部分もあり、あっという間に読んでしまいました。長編になるとこれらがどうなってくるのかシリーズの続きを読むのが楽しみです。
読了日:03月22日 著者:東野 圭吾
探偵ガリレオ (文春文庫)探偵ガリレオ (文春文庫)
本当に実験通りに現象が起こるのかどうかということは別としても、アリバイ崩しや犯行動機よりも現象を科学的に説明することがメインとなっているこの本は新鮮で理系の私にはとても楽しめました。長編になるとこれがどんな構成になっているのかも楽しみで是非読もうと思います。解説にびっくり。すっかり福山さんのイメージがついてしまっていたので想像しにくいです。
読了日:03月20日 著者:東野 圭吾
シンメトリー (光文社文庫)シンメトリー (光文社文庫)
短編集でした。長編のような引きずり込まれるような迫力はないものの、姫川の人となりとか過去などが垣間見られたのは楽しかったです。若いころから姫川は姫川だった、と思いました。こういう構成は確かに連続ドラマには向いていると思います。きっとうまくサイドストーリーを作って繋いでいるのでしょう、今更なのでドラマはいつかDVDででも見ることにします。
読了日:03月19日 著者:誉田 哲也
≠ノットイコール 2 (スーパービーボーイコミックス)≠ノットイコール 2 (スーパービーボーイコミックス)
2巻が待ち遠しかった半面、読むのも怖くてなかなか買えなかった一冊。でも読み終わって満足です。凉の成長が頼もしかったです。血のつながった親子でこれだけしっかり描き切るってすごいと思いました。こういうの苦手な方も多いと思うので出版社がよくOK出してくれたな、とも思います。以前とは状況がだいぶ変わってきているようですが。
読了日:03月18日 著者:池 玲文
今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
小松原とのことは、少しずつ進んで行くような気がなんとなくしていたのであらためて身分の事を突き付けられて悲しくなりました。野江ちゃんのことは少し希望が見えてきたような気がして嬉しかったです。太一をめぐる親子愛に泣かされ、寒鰆の昆布締めができるころにはまた一回り成長した澪を見つけました。本当に読むほどに優しい気持ちになれるシリーズです。
読了日:03月15日 著者:高田 郁
リピート (文春文庫)リピート (文春文庫)
破綻なくよくできてると思いますが前半の説明が長すぎて途中で飽きてきてしまいました。リピートしてからは恐怖や謎を楽しむものなんでしょうがそれすら残念ながら主人公に全く思い入れができず淡々と読んでしまいました。主人公が謎を解いたわけでもないし、ラストも後味が悪いというより、まあそうなるわね、という感じです。イニシエーションラブに続き、私はこの作家さんのキャラとは相性が悪いのかもしれません(悲)。でもトリックや展開は好きなのでまた別のを読むと思います。(天童氏が気になるし。)
読了日:03月14日 著者:乾 くるみ
亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)
読んでいてとても楽しかったです。自分でも謎に挑戦してみたけれど、短編なのにまったく解けない!一瞬のうちに閃き、理路整然と説明されるとうなるしかなかったです。三角形の顔をした洋装の老婦人が謎。普通にモブで出てくるのを楽しむだけなのかな?
読了日:03月13日 著者:泡坂 妻夫
ダ・ヴィンチ 2012年 04月号 [雑誌]ダ・ヴィンチ 2012年 04月号 [雑誌]
ミステリー特集に惹かれて購入。毎日読んでもまだまだ読みつくせないほど読みたいミステリがいっぱいあることがとっても幸せで、さらに次々書かれていくだろうことを思うと読み切れないのが残念にも思ったり。とりあえず図書館で次に予約したい本を何冊か書き留めました。
読了日:03月13日 著者:
折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)
ファンタジー系は苦手、中世ヨーロッパも。そもそもカタカナ名前が苦手。というわけで最初は苦しみました。でも世界にどっぷり浸かってみるととてもよくできたミステリであることがわかり夢中で読んでしまいました。魔術の扱いまで含めて納得できるラストでした。アミーナとニコラが物語の中できちんと成長していくのも好感が持てます。この原案がデビュー前と言うのもすごいと思います。
読了日:03月13日 著者:米澤 穂信
恋都の狐さん恋都の狐さん
(内容に触れてます)何か重いものを背負っていそうな狐さんと女子大生が少しずつ変わって成長していく話なのかな、と楽しみに読みました。ですが突然ファンタジー展開が出て来たあたりから微妙に…残念ながら私には合いませんでした。近すぎる優しい二人が本音に気づいて主人公のおかげでうまくいくってラストならもっと後味はいいと思います。メフィスト賞ってことはこれも広義のミステリなんでしょうか。賞のイメージと違ったのもびっくりです。
読了日:03月11日 著者:北 夏輝
深泥丘奇談 (MF文庫ダ・ヴィンチ)深泥丘奇談 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
怪談奇談というのはあまり読まないのですが、このふわっと地に足がつかない感じが気に入りました。忘れてしまったことともともと知らなかったことの境目、周りには当然のことで説明してもらえないこと。日常に潜んでいそうです。開けるな、のラストが衝撃でお気に入り。何やら単行本の装丁が素敵とのことなのでそちらも読んでみようと思います。
読了日:03月11日 著者:綾辻行人
赤い指 (講談社文庫)赤い指 (講談社文庫)
家族それぞれが大事なことはわかっていながらそれを後回しにしたり人に押し付けたりと楽な方を選んだ結果、あんなモンスターが育ってしまったのでしょうか。タイトルの赤い指がどこでどう関わってくるのかというミステリとしての楽しみとともに加賀の父親との接し方も絡んで、家族、親子の物語としてしんどい思いをしながらも一気に読んでしまいました。ラストに一番心を揺さぶられたのが握られていた桂馬です。ここでうっかり泣きそうになりました。重かったのですがおかげで読後感はよかったです。
読了日:03月08日 著者:東野 圭吾
きつねのつききつねのつき
文章としてはっきりと書かれてはいませんでしたが色々な象徴されているものを私の少ない知識をフル動員してなんとなく世界をつかみ始めてみると、3.11以降のいろいろなことを考えずにはいられませんでした。どのような状況でも普通に子供を育てたい。父親の愛情が痛いほど伝わってきます。母親の瞳が見えるラストシーンでは家族それぞれの愛情に衝撃を受けました。3人の行く澄んだ水と花びらの先に希望の光があることを信じたいと思います。
読了日:03月05日 著者:北野 勇作
夜市 (角川ホラー文庫)夜市 (角川ホラー文庫)
ファンタジーのようでいて、やっぱりホラーですね。背筋の寒くなるようなホラーではなく後味が悪いわけでもないのですが、最後になんとも言いようのないような悲しみが残りました。夜市の二人のその後、風の古道のレンのその後、まだまだ読んでみたかった気がしますが、やはりこういう世界は少し覗く程度にしておくのが正解でしょうか。
読了日:03月04日 著者:恒川 光太郎
メビウスの殺人 (講談社文庫)メビウスの殺人 (講談社文庫)
万一現実にこんなことが起こったら大変なんですが、主要なキャラが笑わせてくれて今回も楽しく読みました。(以下中身に触れてます)PCのやり取りでかなりの違和感に気づいていたので、昔のパソコン通信ってこんなだったかな、とか思いながらも後半ではプログラム自体が二人の殺人者を操ってるのではないかと思ってしまいました…なのでラストはびっくりです。
読了日:03月04日 著者:我孫子 武丸
0の殺人 (講談社文庫)0の殺人 (講談社文庫)
なるほどそれで0の殺人、と読み終わってようやく気付きました。100人に一人くらいわからない人がいるかもしれない、という最初の挑戦状でしたが二つめのトリックに想像がついたくらいで、結局最後にビックリさせられてしまいました。やられた、という感じです。ユーモアミステリと言うだけあって楽しかった。前回ファンになった木下刑事、今回もラストで笑わせてくれました。
読了日:03月02日 著者:我孫子 武丸
10分でつくれる人気のお弁当おかず200 (NHKきょうの料理シリーズ)10分でつくれる人気のお弁当おかず200 (NHKきょうの料理シリーズ)
メインおかずと、サブおかずのパートに分けて素材ごとに3~4種類のおかずが載っています。奇抜でもないし簡単に作れそうなのも○。4月からお弁当の必要があってとりあえず様子見で図書館で借りてみたけれどかなり使えそうなので購入決定です。
読了日:03月01日 著者:小田 真規子
感動する!数学感動する!数学
頭の体操のような感じでうまく舞台裏で惹きつけられ、楽しく読めました。でも、おおーっと思うこともあったけれど、豆知識的なことは知っていることが多くて感動する、と言うところまではいかなかったかも。また特殊相対性理論とn角形の内角の和はまだしもオイラーの定理とフェルマーの最終定理を美しいと言われてもぴんと来なかったので、その辺は多少の元知識がいるのかもしれません。この著者の他の本を読んでみるとまた違うのかしら。いずれ落ち着いて再読してみようと思います。
読了日:03月01日 著者:桜井 進

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