6月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:6051ページ
ナイス数:340ナイス


桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活
最初はクワコーの生活のあまりのリアルさに引きそうになりました。ところがいつの間にかすっかり彼と文芸部の女子大生たちに物語に引きずり込まれていました。探偵はクワコーではなく、彼が顧問をする文芸部のホームレス女子大生。ミステリ自体は大したものではないですが、彼の情けなさと彼女たち(+モンジ)との会話は楽しいし、後半出てくる無理やり注目させられる太字にも笑ってしまいました。作家さん自身も楽しんで書いてますね。続きがあるなら読みたい、と思ったら前作(?)があるようなのでそちらを是非読んでみたいと思います。
読了日:06月29日 著者:奥泉 光
Re: 返信Re: 返信
その気になれば30分程度で読み終える本です。脚本家としての作者は知っていてノベライズは読んだことがありますが、作家として書かれた本は初めて読みました。携帯小説と言われればそうかもと思えるような感じです。さらさらっと読んでいましたがラストはやっぱり作者らしいといいますか…絶句です。好みかと思いますが、私としてはたまにはいいけど好んで読む本ではない、と言うのが正直なところです。
読了日:06月27日 著者:野島 伸司
誰彼 (講談社文庫)誰彼 (講談社文庫)
再読、のはずですがすっかり忘れていた上に忙しい時の隙間時間に読んでいたため、二転三転する推理にすっかりわけが分からなくなり、途中で考えるのを放棄してジェットコースタ―に揺られるように綸太郎の推理に振り回されました。いい加減疲れたところでようやく真相に到達したと思ったら…私も長椅子をひっくり返したかった^^; 途中の彼女の独白は、こんなところで必要なのか?と思ったのですがちゃんと意味がありましたね。悲しい家族の話でしたが、全身で息子が大好きと表現する法月警視に和みました。この父子関係、本当に好きです。
読了日:06月27日 著者:法月 綸太郎
セカンド・ラブ (文春文庫)セカンド・ラブ (文春文庫)
イニシエーションラブを読んだとき、途中で種がわかってしまって残念な思いをしたため、今回は素直に読んで驚こう、と思っていたのだけれどやはり最初のシーンからすっかり身構えてしまってきっとこれはこうなんだろうな、と思いながら読み続けることになってしまいました。結果としてそれ自体はあっていたけれどその状況が全然違ってラストに明らかになったことには結局ビックリ!ちゃんと驚いたけどラブストーリーとしては後味が悪すぎます。この作家さんの本ってビックリはするんだけどなんだか読んで楽しくないものが多い気がします。
読了日:06月20日 著者:乾 くるみ
雪密室 (講談社文庫)雪密室 (講談社文庫)
キングを探せを読んだ後、突然昔のこのシリーズを読みたくなったので。再読ですが、あまりに昔に読んだのでトリックをおぼろに覚えている程度で、最初のミスリードにどっぷりはまって最後にビックリしました。すごいトリックではもちろんないのですが、とても丁寧な説明と書き方が好感が持てます。以下どうでもいいことなのですが、中身に触れているので未読の方は注意。---容疑者男性たちの靴のサイズ、小さすぎです!
読了日:06月20日 著者:法月 綸太郎
マークスの山(下) (講談社文庫)マークスの山(下) (講談社文庫)
バラバラだったいろいろなことが一気に収束し始めると読むスピードも上がり、必死に追いました。ラストは映画のラストシーンにぴったりのとても綺麗な絵でした。しかしながら、私としては最後は、想像出来なかった部分の補完と言う意味でも水沢視点が読みたかったです。非常によく計算されている話だと思いますが私が読みたい(知りたい)部分と著者の描きたい部分とが微妙にずれているような感想を持ちました。文庫になる際に大幅改稿が行われているようなので単行本の方も是非読んで比べてみたいと思います。シリーズの先も気になります。
読了日:06月19日 著者:高村 薫
マークスの山(上) (講談社文庫)マークスの山(上) (講談社文庫)
最初から惹きつけられるものがあるのですが、何もわからないうちに何年か経ち、全く別の視点で別の事件が語られ、別視点で何かが動いて…と言う形でなかなか関連が見えてきません。それに加えて警察関連の登場人物がやたら多い。読み手にわかりやすいようにという作者の意図なのかあだ名やその由来まである、個性的な多すぎる人々を読み分けながら読んでいたら疲れてしまいました。それでも事件や過去とのつながりが気になり意地で読み続けている感じです。上のラスト近く、ようやく何かが見えてきました。ちょっとほっとして下に進みます。
読了日:06月18日 著者:高村 薫
そして扉が閉ざされた (講談社文庫)そして扉が閉ざされた (講談社文庫)
密室を解くのではなく、密室に監禁された中で過去の出来事を紐解く。物語の中へ読者を引っ張っていくのが上手いと思います。徐々に徐々に引き込まれ、一緒になって謎を追いました。アイスピックの件は途中で想像できたのですが、それがなぜあんな結末になったのかは全員が本当のことを言わないと解明できない。すごくインパクトのある作品と言うわけではないけれど、ちゃんと本格で、とてもきれいにまとまっていて、これからどうなるかという想像をさせてくれるエンディングも私は好きでした。
読了日:06月15日 著者:岡嶋 二人
ストーリー・セラーストーリー・セラー
sideAは好きでした。ここで終わりなら私は絶賛していたかもしれない。残念ながらsideBを読んでいるうちに冷めてしまって…多くのファンの方辛口でごめんなさい。阪急電車は大好きだし、図書館シリーズも楽しく読んだんですが、死にネタ自体があまり好きじゃないのと、本当に死が迫ったらこんな綺麗にはいかないのよ、と近い現実を見たことがある身では感情移入も同情も、ファンタジーと割り切ることさえできなかったのです。後味もいいとは言えなくて私には合わなかっただけだと思いますが、残念でした。
読了日:06月13日 著者:有川 浩
倒錯のロンド (講談社文庫)倒錯のロンド (講談社文庫)
叙述トリックとして大変よくできていると聞いていたので期待して読みました。手記部分に疑いを持ちながら、ところどころに挟まった伏線も拾って、わかった!と思ったけれどそんなわけがない。ラスト近くのあれよあれよと言う間の畳み掛ける展開とどんでん返しに置いて行かれそうになりました。後書きまで含めて、ですね。憎いなあ。読み終わってみると倒錯のロンドとはまたピッタリな題名です。三部作になっているようなので残り二作も是非読もうと思います。
読了日:06月13日 著者:折原 一
言霊たちの夜言霊たちの夜
誤変換はともかく、聞いている言葉をあのように全く別の言葉と受け取るにはイントネーションの関係で無理じゃないのか、と思える部分はありましたが、元の言葉を想像しながら読んだり、少しずつリンクしている世界観を楽しんだりと、ところどころで実際に笑ってしまいながら楽しんで読めました。ラストの一話は同じように楽しめる話ですが実際は奥深く、考えさせられるものがありました。
読了日:06月12日 著者:深水 黎一郎
白戸修の狼狽白戸修の狼狽
社会人になりましたが、白戸君のお人好しは健在です。一応、「中野」の頼まれごとをすると「嫌です」と言うことはできるようになったようですが、もちろん嫌と言えるようになったというだけで実際は押し切られています。今回もどの事件も地味なようでいて実はかなり大事件なものが多いですね。でも前作同様のテンポの良さにガッチリつかまれ実は頭のいい主人公の推理に楽しませてもらい、一気読みでした。彼のおかげでどの短編も後味がほのぼのするところがとても好みです。ぜひこのシリーズ続けてほしいです。
読了日:06月12日 著者:大倉 崇裕
ちょんまげぷりん 2 (小学館文庫)ちょんまげぷりん 2 (小学館文庫)
あの友也がこんな風に成長してしまったの?と最初はびっくりでしたが、見事なほどの成長物語でした。こちらも大変読みやすくて面白かったです。上様の前で阜凛を作る場面は一緒に緊張してしまいました。歴史上の人物が出てくるのも、麟太郎はおそらく…だろうな、とか、からくり人形はおそらく、などの想像がついたのも楽しかったです。現代に戻ってからの友也が嬉しいですね。必要に応じて開くタイムトンネルにも納得し、ひろ子にとっては少し切ないけれど読後感もよかったです。
読了日:06月11日 著者:荒木 源
ちょんまげぷりん (小学館文庫)ちょんまげぷりん (小学館文庫)
最初の安兵衛の心細さ、主義を曲げるまでの想い、そして絶対に譲れないところ。ひろ子が安兵衛に感じているであろうことを同じように感じながらとても気持ちよく読みました。さらに自分としては、仕事をしている女性としてのひろ子にとって譲れない部分、越えてはいけない一線を守ってきた部分などに共感できる部分が多く、正論だとわかっていても安兵衛の言葉がとてもきつく思えるところがありました。ラストが優しいですね。ほっとしました。そして---私も皆さんと同じく、表紙に戻って 「?」でした。
読了日:06月11日 著者:荒木 源
99%の誘拐 (講談社文庫)99%の誘拐 (講談社文庫)
実は岡嶋二人さん初読みです。最初の手記でぐっと引きずり込まれました。昭和63年。通信環境というのはこんなものだったでしょうか。いくつかは現在では誰もが知っていることで、いくつかは現在ではそれは机上ではできても実際は…というようなことであるのが感慨深いです。全く同じレベルの技術者が相手の中にいることとどんなに準備をしてもどこかでほころびが出そうで心配で止められず、寝る間も惜しんで一気に読んでしまいました。ラストはもう少し赤裸々に昔の件を語らせてもいいかなとは思いますが、それでもとても面白かったです。
読了日:06月08日 著者:岡嶋 二人
怪しい人びと (光文社文庫)怪しい人びと (光文社文庫)
本当に怪しい人々の話でした。ガツンと来るようなミステリーではないけれどじわじわと心に染み入って残るような話が多かったです。私が心に残ったのは「甘いはずなのに」。これ、ハッピーエンドですか?この後の生活も甘くはいかないような気がします。「もう一度コールしてくれ」も重かったです。普通にこういうことで人間って一気に転落していけそうです。意外と「灯台にて」をあげてる方が多いですが男性目線だと心に残りやすいのかしら?あのラストは私も結構好きですが。
読了日:06月07日 著者:東野 圭吾
白戸修の事件簿 (双葉文庫)白戸修の事件簿 (双葉文庫)
この主人公、笑っちゃうほど人が良すぎで大好きです。とにかく愛しすぎて一気に読んでしまいました。こんなに人がいいのにちゃんとしっかりしてるところはしてるので安心して読めます。ドタバタに紛れてしまっていますが意外と大きな犯罪に絡んだりしてますね。ちゃんと就職したあとの2冊目があるようなので是非読もうと思います。楽しみです。
読了日:06月04日 著者:大倉 崇裕
王の遺産王の遺産
ファンタジー系やカタカナ名前のものを手に取ることは少ないのですが文章は読みやすく、さらさらっと読めてしまうのに展開が早く、次から次へ進んで行くストーリーに一気読みしてしまいました。ヒューが好きです。突然出てきた現代のワカモノ言葉に笑ってしまいましたが、これだけ展開が早いとそういう言葉遊びのようなものも嬉しいです。レイブン目線の話も楽しかった。本編のラストで突然いや漸く…の理由と言うことなのだと思いますがこういう切り口もいいですね。ケインとアナベルは、キリスト教会に通われているという著者らしいお話でした。
読了日:06月04日 著者:オリオン
高原のフーダニット高原のフーダニット
オノコロ島ラプソディはドタバタでちょっとずるいけど楽しく、表題作はきちんと本格していてでも中編なので意外とあっさり(バッサリ行き過ぎの気もしますが)、シリーズ好きなのもありますがさらっと安心して読めました。ミステリ夢十夜は、本家漱石の物がかなり好きなので読み始めたときは、びっくりしましたがこの切り口は変わっていて楽しくてよかったです。読み終わってみれば一番好きかも。ただ、もし本当にアリスがこんな夢を見てたとしたらアリスの精神状態がちょいと心配にはなりますね。あれの中の人とかちょっと嫌です。
読了日:06月02日 著者:有栖川 有栖

2012年6月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://m2miku.blog59.fc2.com/tb.php/398-ae9e42d5