2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:37冊
読んだページ数:12388ページ
ナイス数:1007ナイス


妖怪アパートの幽雅な日常5 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常5 (講談社文庫)感想
ああ、これもとは児童書だったか。と思いださせられた高校生活でのお話。青木先生や山本さんみたいな人、確かにいるんです。そして誰もが持っている面でもあるような気がします。「言語が違う」ってわかるけど悲しいですね。三浦先生のこともあったし、中高生の読むには先生と言うものに対するイメージが悪すぎないか?と心配になってきたところでしたので千晶先生がちゃんと生徒が見える先生のようで、また青木先生も悪者のままにしないでいてくれてほっとしました。オトコマエの生徒会長が素敵♪次巻も学校生活メインになりそうですね。
読了日:9月30日 著者:香月 日輪
妖怪アパートの幽雅な日常(2) (シリウスKC)妖怪アパートの幽雅な日常(2) (シリウスKC)感想
原作と比べるとずっしりと重く感じた部分がかなりさらっと読めるようになっていて、それがコミカライズの良さなのかもしれませんが私はそのあたりはやはり原作の方が好みです。相変わらずるり子さんのお料理の描写が美しく、本当に美味しそうです。番外編と称された「長谷君の優雅な日常」が長谷家の一端を見ることができて楽しかった。今回コミックならではで嬉しいと思ったのがフールたちを絵で見ることができること!ラストのバトルのきっかけは原作とはちょっと変えてるようですね。
読了日:9月30日 著者:深山 和香
妖怪アパートの幽雅な日常(1) (シリウスKC)妖怪アパートの幽雅な日常(1) (シリウスKC)感想
原作を読んでいる時、アパートに住む大人たちをかなり格好良く脳内変換して読んでいましたが、コミックになったらそれ以上に格好良く描いてあって笑ってしまいました。ちょっとイメージと違うキャラもいましたが、上手くコミック化しているのではないでしょうか。と言っても私は原作の方が好きなので是非普段あまり本を読まない方にコミックから入って原作を手にしていただきたいと思います。
読了日:9月29日 著者:深山 和香
妖怪アパートの幽雅な日常4 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常4 (講談社文庫)感想
時々ドキッとする大人の言葉がありますね。書こうと思えばいくらでも書きたい感想があるのですがとりあえず。大人グループの酒盛りに入れてくださいっ!るり子さんの美味しい料理を肴に人生経験豊富な彼らの話をじっくりと聞きたいです。絶対一晩じゃ足りないから、長谷なみに入り浸ってみたい…。
読了日:9月28日 著者:香月 日輪
あやし (角川文庫)あやし (角川文庫)感想
怖い怖いと聞いていたので、構えて読み始めたせいか、前半は、全然怖くないじゃない、と感じていました。でもラストの「灰神楽」「蜆塚」は怖かった!家に一人だったので思わず周りを見回してしまいました。「足立家の鬼」と「女の首」が好みです。得体のしれない怪というよりは人間の怨念や心の闇によるものが多かったので恐ろしさよりも哀しさの方が印象として残りました。
読了日:9月27日 著者:宮部 みゆき
妖怪アパートの幽雅な日常3 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常3 (講談社文庫)感想
長谷がアパートに馴染んできているのが微笑ましいです。まるで親のような心配性もいいなぁ(BL?)。まあ、最初からうまく魔導士として立ち回れるわけがないのでやりすぎも失敗も成長の糧として楽しく読めました。でも今回の三浦先生はとても痛くて重かったです。私も大人なのは年だけ、なんてことになっていないかちょっと考えてしまいました。アパートと違って学校は敵ばかりのようなイメージでしたので女の子でも親しくできる仲間が増えてきたのはよかったと思います。最後の久世番子さんの漫画も楽しかったです。
読了日:9月27日 著者:香月 日輪
ぬしさまへ (新潮文庫)ぬしさまへ (新潮文庫)感想
2作目は短編集なのでサクサクと読みやすいかな、と思いましたが、どの短編もとても読み応えがありました。「二吉の想い人」「虹を見し事」が切ないけれどとても好き。「栄吉の菓子」は真相が少し苦くてちょっと衝撃でした。「空のビードロ」は松之助視点で進むので妖が出てこなくて不思議な感じですが、彼がいい人過ぎて悲しく、絶対に幸せになって欲しい!と思いながら読んでいました。これもとても良かったです。
読了日:9月26日 著者:畠中 恵
モロッコ水晶の謎 (講談社文庫)モロッコ水晶の謎 (講談社文庫)感想
「助教授の身代金」は好みです。でも読み終わってから彼女が身代金を運んでいる時の気持ちを想像したらいたたまれない気持ちになりました。いちばんの好みはやはり「推理合戦」かな。表題作は解説を読んで目からうろこでした。表に出てこない部分をそんな風に考えながら読むのも読書の楽しみですね。そして因幡の白兎が気になります。今後どんな活躍をしてくれるんでしょう。
読了日:9月25日 著者:有栖川 有栖
スリープ (ハルキ文庫)スリープ (ハルキ文庫)感想
面白かったし、とてもよくできてると思ったし、わかってみればアレが伏線か!と思えるものもあってさすが乾さんらしい綺麗などんでん返しです。でも、相変わらず文章が固いのか数学者らしく計算しつくされていて冷たく感じるのか、キャラに全く思い入れができません。取扱説明書を読んでるみたいと表現された方がいましたがそんな感じ。ものすごく勿体ないと感じました。とはいっても一気に読めるほど楽しんだのは確かで、ちょっと切ない終わりもこの作家さんらしく、私は好きです。
読了日:9月23日 著者:乾 くるみ
パズル崩壊 (講談社ノベルス)パズル崩壊 (講談社ノベルス)感想
新冒険を読んだので葛城刑事が読みたくなって再読。なるほど、この彼がああなるわけですか、と勿体ないような気もしますがなんだか納得。重ねて二つや懐中電灯の本格の気持ちよさ、ロス~の初めて読んだ時の衝撃など思い出しました。カットアウトは初読の時もすごく好きでしたが、今回の再読では全く覚えていなかったトランスミッションとシャドウ・プレイが好みでした。自分の環境や重ねてきたものによって同じ本の感想でも変わってくるものですね。
読了日:9月23日 著者:法月 綸太郎
法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)法月綸太郎の新冒険 (講談社文庫)感想
綸太郎の推理が二転三転するのを楽しむ長編と違っていくつかの推理を立てながらもスパッと一気に納得するラストがくる短編も楽しいです。というよりギュッと濃縮された感じで今回は短編にお得感さえ感じてしまいました。「背信の交点」「現場から生中継」が好み。「身投げ女のブルース」は視点が違うのでびっくりしましたがなるほど。パズル崩壊を読み返したくなりました。図書館シリーズも続いてるみたいですね。今回はこちらでも父子の会話を楽しめて満足です。
読了日:9月22日 著者:法月 綸太郎
悪の教典 下 (文春文庫)悪の教典 下 (文春文庫)感想
完全に惹きこまれて息を詰めるようにして読むような感じではないのに、それでもページをめくる手は止まらない、という不思議な感覚でした。上巻の人の排除の仕方の方がサイコパスらしくて私は好みです。下巻ではなんだか凄いスピードで次々と場面が移っていってあれだけの殺戮場面が一気に過ぎて行ってしまい、あまり恐怖を感じませんでしたが、映像で見ていたら相当なものでしょうね。口笛も音で聞いたら相当怖そう。期待が大きすぎたのか思ったよりあっさりと言う気もしなくはないのですが…。きっと続編がでますよね?期待したいと思います。
読了日:9月20日 著者:貴志 祐介
悪の教典 上 (文春文庫)悪の教典 上 (文春文庫)感想
こんなにページ数があるのに厚さを感じさせられません。すらすらと読み進んでしまいました。カラスの描写から始まって少しずつ現れていく彼の本性に驚きつつもなぜかあまり恐怖や嫌悪感を感じないのが不思議です。映画の紹介を見てしまったことで、彼が何をしでかすのか最初にわかってしまっているのがちょっと残念。何がどうなってああなるのか、そして結末は。楽しみに下巻に進みます。
読了日:9月20日 著者:貴志 祐介
オレたちバブル入行組 (文春文庫)オレたちバブル入行組 (文春文庫)感想
悪役が本当に悪いので、真相に迫っていくところは楽しく気持ちよく読めました。銀行与信に関わっていたので多少内部は知っていますが、銀行って本当に特殊だと思います。ラストの追い詰めていくところやポストのもぎ取りは半沢が強すぎてちょっとびっくりするほど。でもそのくらいじゃなければもう一つの目的は達せられませんね。そのあたりの現実味のなさも逆に楽しんでしまいました。シリーズになっているようなのでこの先も読んでみたいと思います。
読了日:9月19日 著者:池井戸 潤
空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)感想
一気に読まされてしまいました。人物描写が鋭くて赤松社長や運送会社の社員はもちろん、内部の沢田の揺れる気持ちも手に取るように伝わってきました。登場人物が生きているので感情移入がしやすかったと思います。企業、マスコミ、警察。組織に属する人間が自分の信じる所を貫くことがどれだけ難しいのかも感じさせられました。読後感はいいですが、亡くなった被害者家族の日常が戻るわけではないのはやはり悲しいです。
読了日:9月19日 著者:池井戸 潤
空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)感想
突然タイヤが外れて母子を直撃した現実に起きた事件。あれをニュース報道で知った時の衝撃は今でも思い出されます。あの事故を私はもちろん被害者となった家族に自分を重ねて見ていました。読み始めて被害者家族にとっては原因が何で誰が悪かろうと亡くなった人は戻ってこない、とフィクションだとわかっていてもとても重い気持ちになりましたが、この本では運送会社も被害者であり、社長が会社のため、社員のため家族のために諦めまいとする姿に、そして本当にありそうな大企業の実態に、完全に取り込まれ一気に読んでしまいました。
読了日:9月19日 著者:池井戸 潤
しゃばけ (新潮文庫)しゃばけ (新潮文庫)感想
和製ファンタジーですね。可愛い(笑)です。妖なんてものを題材にして殺人なども起こるのに、優しくてほっこりしています。主人公の若だんながびっくりするほど虚弱だったり、守り役の妖の手代二人がものすごい強いかと思えば必要な時に役に立たない、なんてところがそういう雰囲気を作っているのかなと思います。素敵な幼馴染のいる所も好みです。章の最初に入っている挿絵がまたいいですね。鳴家を一匹(?)ペットに欲しくなりました。とりあえず一冊、と思って読みましたが雰囲気がとても好きなのでシリーズの続きも読んでみたいと思います。
読了日:9月18日 著者:畠中 恵
町長選挙 (文春文庫)町長選挙 (文春文庫)感想
前二作と同様な作りですが、初めから三つのお話は実在の人物をデフォルメしていることがはっきりわかるようなもので、意識がどうしてもそっちに持っていかれてしまいました。ラストの町長選挙では伊良部医師は客員のようなものでパターンが変わったのかと思いましたが町全体を治療した、ということなんですね。どの話も極端な症例になっていますが、やはり根本はどれもちょっとドキッとさせられる部分があります。今回はマユミの活躍によってずいぶん助けられていました。金だらいは結構好きです。
読了日:9月18日 著者:奥田 英朗
天地明察(3) (アフタヌーンKC)天地明察(3) (アフタヌーンKC)感想
測量の旅の前半です。爺さま二人のきらきらした感じがとても好きです。私も年をとってもあんな風に新しいことを知ることに目を輝かせていたいです。測量機器を絵として見られること、さらに視覚として入ってくる満点の星空がこんなに実感を伴わせてくれるとは思いませんでした。コミックだからこその顔の表情、そして背筋の丸みや伸びからも伝わる感情がさらに春海を生き生きと感じさせてくれます。星空の中でかごを持っている春海の可愛らしいこと!「頼まれました」の部分の優しい笑顔にはちょっと泣きそうになりました。
読了日:9月18日 著者:槇 えびし
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)感想
だんだん謎の核心に迫ってきている感じで次が待ちきれない思いです。古書に関する謎を解いていくパターンは好きなのですが、今回多かった、本を愛するあまりの醜い行動は読んでいていたたまれないものがあります。もう少し優しい気持ちになれるストーリーが多い方が好みです。このシリーズで取り上げられる本は、読んでみたくなりますね。今回のものは図書館などで容易に手にすることができそうなものもあり、是非読んでみようと思います。
読了日:9月17日 著者:三上 延
生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)生者と死者―酩探偵ヨギガンジーの透視術 (新潮文庫)感想
図書館でお借りしました。当然袋綴じは開いていますので、私もネットで短編だったページを調べて読み始めました。短編は性質上仕方ないですがちょっとわかりにくく2度読み返してしまいました。3度目にいよいよ長編として。読み返したためか短編のときのアレが今度は全く別の意味に!ととてもよく変化がわかり感動しました。ページの繋ぎ目がまた上手い。泡坂さんでなければできなかったでしょうね。短編小説は本当に消えてしまいました。これ、製造することが大変なんでしょうか。ぜひ復刊していただきたいです。もちろん2冊買います!
読了日:9月16日 著者:泡坂 妻夫
しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)感想
すごい仕掛けがあると聞いて読み始めたので最初は、本の内容は大したことない?と思っていたのですが後半は一気読みしてしまいました。ちゃんと面白かったし犯人が怖かったです。仕掛けがわかった時は別の意味で背筋がゾクゾクっとしました。これを気づかないように作れるってのは本当にすごいと思います。参りました。
読了日:9月14日 著者:泡坂 妻夫
ヨギガンジーの妖術 (新潮文庫)ヨギガンジーの妖術 (新潮文庫)感想
実は初読みのヨギガンジーシリーズ。仕掛けがあることで続編が有名ですが一冊目のこれは普通に短編集でした。でもキャラが生きていてちゃんと泡坂さんらしくて楽しく読めました。妖術と言うだけあって本当に手品のトリックそのものの部分もありますが、きちんと伏線を拾ってするすると読み解く本格的部分もあり、それもまた楽しかったです。
読了日:9月14日 著者:泡坂 妻夫
いま、知らないと絶対損する年金50問50答 (文春新書)いま、知らないと絶対損する年金50問50答 (文春新書)感想
この本を読んだことで、年金についてわかっているようでいて全く分かっていなかったことに気づかされました。可愛らしいイラストと図式を交えての、大変わかりやすい説明でした。年金が破綻するときは日本が破綻するとき、と言うのには納得できますし、生活保護の方が先にあてにできなくなるだろうというのも容易に想像できます。もちろんこの本の内容が将来的に正しいかどうかはわかりませんし鵜呑みにもできませんが、どのような歴史を経て、現在どのようになっているのかの理解が深まっただけでもこの本を読んでよかったと思います。
読了日:9月12日 著者:太田 啓之
ツナグツナグ感想
好きなのは「長男の心得」と「待ち人の心得」ですがラストまで行ったら他の章も読み返したくなりました。「親友の心得」だけは苦いです。「同じことを言われた」と聞いたことで入ってしまった彼女のスイッチが理解できてしまうからでしょうか。誰にでもある影の部分をポンと暴いてくるところは辻村さんらしく、やはり読んでいて痛いです。しかし一話完結の形でただ亡くなった人と生きている人をつなぐだけの話ではなく、最後に「使者の心得」としてすべてを一本に繋いでしまったところがすごいと思います。ラストに彼自身が出した結論が素敵でした。
読了日:9月10日 著者:辻村 深月
妖怪アパートの幽雅な日常2 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常2 (講談社文庫)感想
一巻で長谷はただ者じゃないとわかってましたが、この巻でさらにいい男を発揮してますね。二人は本当にいい関係で素敵。成長が楽しみです。さて、主人公はそっち方面に強いようなことを確かに言われてましたがまさか魔導士とは!るり子さんのお料理にはますます磨きがかかり、寿荘に住んでいる「人間」についても「人じゃないもの」についても少しずつ明らかになり、楽しんで読み進めています。
読了日:9月10日 著者:香月 日輪
本日は大安なり本日は大安なり感想
4組のカップルをそれぞれの過去や過程を振り返る形で大安吉日の結婚式場での一日に上手く盛り込んでいてとても読みやすかったです。カップルや客だけでなくプランナーの彼女も成長していくところがとてもよかったと思います。エピローグのような後日談がまた微笑ましくとても好きです。当然読後感もいいです。「子どもたち~」を読んだばかりでしたので少し年を経た彼らにもすぐに気づき堪能しました。今まで読んだ辻村さんの本と比べて自分の痛い部分をつつかれるようなところはなく、少し軽めですが私はこちらの方が好きかもしれません。
読了日:9月10日 著者:辻村 深月
腕貫探偵、残業中 (実業之日本社文庫)腕貫探偵、残業中 (実業之日本社文庫)感想
楽しかったです。腕貫さん、今回は腕貫抜きなんですが、最初の事件に居合わせたのから始まって、彼をだーりんと呼ぶ女性ができたりして、作者自身も楽しんで書いているんだろうなと思えます。彼女のキャラはいいですね。大好きです。市役所の職員が食道楽ってのはちょっと金銭的に大丈夫なの?と思ったりもしましたがこういう繋がりは残業設定として上手いなと感心しました。どの事件もちょっと結末がほろ苦いのが西澤さんらしいなと思います。
読了日:9月9日 著者:西澤 保彦
二の悲劇 (ノン・ポシェット)二の悲劇 (ノン・ポシェット)感想
「きみ」という二人称で語りかける部分がところどころに挿入されている二の悲劇ですが、その挿入部分がものすごく読みにくくて参りました。実際ラストまで行ってしまうとそれも伏線だったり大事な部分だったりするわけでしたが読みにくかったのでついつい斜めに読んでしまったのが残念です。ストーリーは切ないラブストーリーに絡んだものですが、綸太郎は推理を披露しては覆され、を繰り返していていつもの調子で、長編にしてはあっさりとした印象を受けました。決して悪いわけではないのですが、読み応えは前の長編の方があった気がします。
読了日:9月8日 著者:法月 綸太郎
ガリレオの苦悩 (文春文庫)ガリレオの苦悩 (文春文庫)感想
内海刑事ってここから登場するんですね。彼女の登場ゆえなのか急にドラマの湯川と原作の湯川が近づいた気がします。容疑者Xの事件を経たこともあるのかな。私は草薙と湯川の掛け合いがかなり好きだったのでそれが薫と湯川に変わってしまったのがちょっと残念です。「落下る」の撮影の苦労にはあるあるすぎて笑ってしまいました。「操縦る」が好きです。トリックよりもその後の展開に泣きそうになりました。「攪乱す」のトリックは理系的で面白かったですが…こういう責任転嫁は悲しいですね。
読了日:9月7日 著者:東野 圭吾
子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)感想
i の正体については想像していたことと近かったのですが、そこに至るまでの過去がキツイですね。月子と彼とのすれ違いもとても悲しかった…彼女に関して巧妙に隠されていたことは全く気付かなかったのでやられた、と思いました。まあ彼なら知らないってのもありなのかも。エピローグはすごく好きで恭司がすっごくかっこいいと思います。これだけの話を読後感よく持って行ってしまうのはさすが辻村さん、と思いますが、やってしまったことの償いはすべきでは?そして秋先生の魔法の一言、すごく怖いけれど知りたかったです。
読了日:9月6日 著者:辻村 深月
子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)感想
辻村さんの作品は最初の鬱陶しいくらいの人物描写が毎回なかなか辛いのですが、これはいきなりの残忍な描写に驚き、さらにiとのやり取りにも興味を持ち一気読みしてしまいました。冷たい校舎~と比べて彼らが大学生な分、感情をくみ取りやすい気がします。登場人物がきちんと形を持って私の中にすっと入ってきます。私は実は辻村さんの描く女性(というかヒロイン?)はあまり好きになれません。今回の月子もそうですが下巻で印象が変わるでしょうか。さて、iについて想像していることはありますが…。読後感のいいことを期待して下巻へ。
読了日:9月6日 著者:辻村 深月
妖怪アパートの幽雅な日常1 (講談社文庫)妖怪アパートの幽雅な日常1 (講談社文庫)感想
初出は中高生向けのようだし、思いっきりファンタジーな題名なので軽く読もうと思って読み始めましたが、いやいや結構奥が深かったので驚きました。主人公をはじめ高校生たちがリアルなのにも。主人公には長谷という親友がいて本当に良かった。二人ともいい男ですねぇ。長谷の価値観に対する考え方にはいい大人である私がガツンとやられた気がしました。また妖怪たちにもそれぞれいろいろな事情があるようで…この先どんな展開が待っているかとても楽しみです。
読了日:9月4日 著者:香月 日輪
陽だまりの彼女 (新潮文庫)陽だまりの彼女 (新潮文庫)感想
本屋さんのPOPに惹かれてつい購入してしまいましたが実は恋愛モノ苦手なので長く積読に。でも恋愛モノ苦手でもすごく可愛らしくてふわっと暖かくて優しい気持ちで読み進められました。彼女のクセがなんとなく、と思いつつ読み進んでいたのでオチは割と早く想像できましたがラスト近く、このまま終わりじゃ悲しすぎる!とすごく不安になってしまいました。だから「ふたつめ」が嬉しかったですね。読後感はいいです。好んで手に取る本ではないのですがたまにはこういうのもいいですね。
読了日:9月4日 著者:越谷 オサム
永遠の0 (講談社文庫)永遠の0 (講談社文庫)感想
こんなに厚い本なのに、一気に読み切ってしまいました。私にとっての戦争は高山が持っていた認識に近かったので、何度もいろんなところでショックを受けました。涙をこぼしてしまったところも。こういう本は若いころは読めなかったですが、今この本を読むとこういう本こそこれからの若い人たちに読んでもらいたいと思えます。現在の日本がこの経験を生かせているのかどうかと思うと余計に。物語としてはミステリの伏線回収のように美しくラストも綺麗でした。映画化によってさらにたくさんの人にこの本を手に取ってもらえればいいなと思います。
読了日:9月3日 著者:百田 尚樹
白い兎が逃げる (光文社文庫)白い兎が逃げる (光文社文庫)感想
「不在の証明」のタイトルは秀逸ですね。「地下室の処刑」は動機になるほど、でしたがそれよりも森下刑事のストラップにインパクトが!(すみません)。「比類のない神々しいような瞬間」はとても好みの作品です。夏目金之助がああなるとは思わずラストはびっくり。表題作はこの作家さんにトラベルミステリのイメージがないので驚きましたが、出てくる兎の文字を楽しみ、読み終わってみれば有栖川さんらしいものだったような気がします。楽しみました。
読了日:9月3日 著者:有栖川 有栖
ちょうつがい きいきい (怪談えほん5)ちょうつがい きいきい (怪談えほん5)感想
読メに出会わなければおそらく知らなかったであろう怪談えほんシリーズ。最初は割とあっさりと読み進め、ラストに「!!」。戻って再読。今度は主人公とおばけ以外の部分も細かく見ていたら、そこかしこで突っ込みたくなる怖さが!後味がよくないし、子供には怖すぎる気もしますが、とうに絵本を卒業した娘はもちろんのこと滅多に本を手に取らない夫まで何度か回し読みするほどなぜか家族内で好評でした。シリーズの他の本も読んでみます。
読了日:9月3日 著者:加門 七海

読書メーター
スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://m2miku.blog59.fc2.com/tb.php/403-33308fa7