1月の読書メーター読んだ本の数:14読んだページ数:3086ナイス数:1867
ずうのめ人形ずうのめ人形感想がっつりホラーですが「ずうのめ人形」という都市伝説の原因や経緯を追いかけるストーリーはほとんどミステリでした。それにしても人形ってなんであんなに怖いんでしょう。ただ4日間を恐れるだけではなく、それが目に見えて近づいてくる怖さって想像ができません。リングや残穢といった有名なストーリーを上手く織り込んでいるところなど、その恐怖をも思い出しどっぷりはまって一気に読みました。都市伝説が生まれ拡散する理由はいろいろあるでしょうが、やはり人間の心の醜さが一番恐ろしいです。最後の最後まできちんと楽しませてもらいました。読了日:01月29日 著者:澤村伊智
仮面ライダー(3)仮面ライダー(3)感想ラストに待っている敵の目的や黒幕などは、まるで時代の先取りをしたようです。子供だった頃読んだ方、テレビの一話完結型しか知らない方も、当時は「なんのことやら」だったことが現実と重なっている今、当時とは別の楽しみがあるのではないかと思います。色々な意味で新鮮な読書タイムでした。読了日:01月27日 著者:石ノ森章太郎
仮面ライダー(2)仮面ライダー(2)感想見開きを何度も使った大胆なコマ割は、躍動感や危機感を上手く伝えてくると感動します。サイクロンを操り、風に乗る彼の迫力はなかなかです。今ではあまり考えられませんが、騙されている敵の手下(操りが取れれば普通の人のはず)をガンガン殺しちゃうところもなんだか逆に新鮮です。また、主人公にすっかり思い入れしてしまったところで起こる事件には、思わず唖然。予備知識がほとんどなかったことで、ストーリーを純粋に楽しめました。聞いてはいましたが、怪人がグロテスクなのでこれを子供が読んだのか、とちょっと目を見張るものがあります。読了日:01月27日 著者:石ノ森章太郎
仮面ライダー(1)仮面ライダー(1)感想石ノ森作品といえば、私にはサイボーグ009です。本当に大好きでした。今回イベントに参加したことでちょっと気になっていたこちらを選んでみました。私の子供の頃は、女の子が仮面ライダーに夢中になることなどなく、テレビで放映されていたのは知っていて、たくさんのグッズも見ていましたが、男兄弟のいなかった私には、変身物の敵と戦う正義の味方、ぐらいの認識しかありませんでした。ですから、実際に放映されていたものと比べることはできませんが、文庫本にしたら3冊に収まってしまう中、詰まっている内容はとても濃いもので驚きました。読了日:01月27日 著者:石ノ森章太郎
幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫nex)感想術後のオペ室で患者が麻酔から醒めるのを待っていた麻酔科医が、喉を切り裂かれて亡くなった。容疑者は患者、鴻ノ池舞。鷹央の命で小鳥遊は彼女の疑いを晴らすべくその病院に出向し…。長編でとても読み応えがありました。いつものように作者は丁寧に伏線を張り、わかりやすく説明、誘導してくれます。謎ときもとても美しかったです。ダイイングメッセージについても、瀕死の人間が犯人の名前なんてどうでもいいという点でも、実際に死者のしたかったことという点でも、とても納得しました。少し体制の変わる彼らの今後の話がとても楽しみです。読了日:01月25日 著者:知念 実希人
ヒポクラテスの憂鬱ヒポクラテスの憂鬱感想法医学サイドのシリーズ二作目。一作目より古手川刑事の関わりが大きく、真琴もぐんと成長しています。連作短編の形にはなっていますがずっとバックに「コレクター」の存在があり繋がっています。最終話はとても切ないものでしたが、何度も出てきたあの話がここにつながってくるのか!と納得させられてしまいました。今回もとても読みごたえがありました。解剖の関わってくる話はよく読みますが、実際にかかるお金や実習のために献体されたご遺体のその後のことなど考えたこともなかったのでその点も勉強になりました。これも難しい問題ですね。読了日:01月25日 著者:中山七里
えんとつ町のプペルえんとつ町のプペル感想これまでの絵本とは違って、こちらのイラストはある程度はチームを組んで作られたということを聞きました。確かにこちらは透き通るような色彩で少し雰囲気が違います。お話もきちんと筋の通った、お子様たちに十分メッセージが伝わるだろうもので、こちらの方が絵本としていろいろな人が楽しめるものだと思います。私はこちらも好きです。以下蛇足→さて、今この本は、webで無料公開されています。正直私は西野さんという芸人は好きではありませんでした。まあテレビというものが捻じ曲げて私に彼の個性を伝えてきたのかもしれませんが。→続く読了日:01月20日 著者:にしの あきひろ
Dr.インクの星空キネマDr.インクの星空キネマ感想キングコングの西野さんの絵本。ものすごく緻密な絵を大変な時間をかけて描かれることはテレビなどで見て知っていましたが、こうやって絵本の形で目にすると圧倒されます。ストーリーは独特の世界観を持っていて、それぞれ少し不思議なストーリーが、ふんわりと繋がっています。正直、これは話に相当好き嫌いがあると思うし、絵本といっても子供向けではないと思います。でも私はとても好きでした。また、あとがきにあった子供の自分へのアンサーブックという話は心を打たれました。常識でしか子供と向き合ってこなかった自分に、ちょっと反省です。読了日:01月20日 著者:にしの あきひろ
QED 百人一首の呪 (講談社文庫)QED 百人一首の呪 (講談社文庫)感想殺された会社社長が握りしめていた百人一首の札。容疑者にすべてアリバイがあるその事件を解く、という分類としてはミステリです。でも、聞いていた通り、途中から長々と百人一首についての考察が続きます。もともと百人一首自体は好きなので、途中から殺人事件などすっかり忘れて百人一首の本を読んでいるように夢中になりました。作者が論文を発表する代わりに本のなかで発表したように感じます。事件の謎解きは、それに比べるとほとんど残らなかったのでミステリとしては…?。この後、シリーズ19冊あるけれど興味のある所だけ何冊か、かな。読了日:01月20日 著者:高田 崇史
東京會舘とわたし(下)新館東京會舘とわたし(下)新館感想旧館で培われた東京會舘のお客様への想いは新館となってもしっかりと受け継がれているのがわかります。一つ一つ、一人一人の細やかな心遣いは、読んでいて思わず涙がこぼれそうになりました。震災の一夜のお話だけは純粋に物語を楽しむことはまだできなかったけれど、詰まっているたくさんの思いが伝わってきました。最後の章がまた、辻村さんらしく綺麗にリンクさせてまとまっていてとても良かったです。今後も東京會舘は、器が変わってもきっと心はそのまま受け継がれ、安心して訪れることができる場所としてずっとそこに存在するのでしょう。読了日:01月17日 著者:辻村深月
東京會舘とわたし(上)旧館東京會舘とわたし(上)旧館感想東京會舘に関わったお客様やスタッフをめぐる連作で、徐々に時代が現代へと動いていきます。戦争などもあり、決して順風満帆だったわけではない日々。どのお話も実話のように、当時の様子や登場人物たちの心情を細やかに表現されています。まるで映像を見るようにいろいろな場面が目に浮かびました。ことに後半のバーテンダーやベーカーさんのプロ魂には心を打たれました。彼らの努力がお客様の反応として目に見える形で表現される上巻ラストもとても良かったです。辻村さんの並々ならぬ東京會舘への愛情が伝わってきます。読了日:01月15日 著者:辻村深月
黒野葉月は鳥籠で眠らない黒野葉月は鳥籠で眠らない感想新米弁護士が関わる案件4つの連作短編です。依頼人に寄り添い彼らのためになる方法を探そうとする新米弁護士木村に対して、依頼人のほうはそれぞれ、すべてを預けず何かを隠しています。最後にそれが明らかになり、見えていたものの色が変わる瞬間はなかなか衝撃です。’絶対に欲しいものが決まってる人間が、どれだけ強くて、怖いものか。’2話目の彼の選択は想像できてしまうことが恐ろしい。3話目の彼の選択は全く共感できなくて恐ろしい。「記憶屋」でブレイクした作家さんですが、私はこちらの方が断然好みで良かったです。読了日:01月13日 著者:織守 きょうや
作家刑事毒島作家刑事毒島感想今回はあの犬養刑事の指導担当だった、現在流行作家の毒島が主人公。女刑事明日香が、事件解決のヒントをもらうために彼を訪ね、彼が見事に事件を紐解くことで話が進みます。事件は出版業界や作家に関わるもので、業界の裏側や新人作家さんたちって一体…と読んでいて現実の暗い部分を見たくもないのに見せられた感じで悲しくなってきました。しかも現実はもっと、って…。といいつつも毒島の濃いキャラのおかげかどんどん読み進めてしまい、続編が出たらきっと手に取ってしまうでしょうから、作者の筆力に脱帽だったりするのです。読了日:01月12日 著者:中山 七里
ティファニーで昼食を ランチ刑事の事件簿 (ハルキ文庫 な 14-1)ティファニーで昼食を ランチ刑事の事件簿 (ハルキ文庫 な 14-1)感想主人公はランチに命をかけるほどの刑事まどか。話は警察署内に新しくできたレストラン、ティファニーのシェフ古着屋の作る料理をきっかけに事件が動き解決に向かう連作短編の形で進みます。謎自体はそれほど難しいものはありませんでした。また、誰もが我を忘れて皿を嘗めるほどの絶品料理とのことですが、その描写はあまり美しくないし、料理自体も想像したくないものがあり、純粋に楽しんで読むのは厳しかったです。ただ、古着屋自身に謎がありそうで気になるので、今後彼自身の背景を明らかにしてくれる続編が出ればぜひ読みたいです。読了日:01月05日 著者:七尾 与史
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